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DxO Optics Pro

 感動的な出来のフランス製のRAW現像ソフト。
 このソフトがあるから、デジタル一眼レフを導入に踏み切れたと言って過言でない。
 センサーサイズに関わらず、超広角レンズは、周辺まで綺麗な写真を撮るのは難しい。この問題を上手に解決しているのがLUMIX Gシリーズであることは以前「LUMIX G1」で紹介した。レンズのもつ諸々の収差をカメラ内部でシームレスに補正してしまうという画期的システムだ。
 ここで紹介するDxO Optics Proは、簡単に言えばそれらをRAW現像時に行うソフトである。さまざまなカメラとレンズの組み合わせデータがソフトに内蔵されていて、歪曲、周辺光量、色収差、周辺ボケ、に対し完璧に自動で補正してくれる。これは本当に感動もの。加えてシフト補正、水平・垂直の微調整などを直感的に完璧に修正可能である。
 私が使用しているSIGMA 12-24mmというレンズは、超広角だが(だから?)かなり問題の多いレンズである。まず周辺光量の落ち込みが非常に大きい、また周辺の画像も流れやすい、歪曲収差は非常に優秀だが所詮ズームレンズなので完璧ではない。
 ところがf16にまで絞込み、このソフトと合わせて使用すれば、光学的な欠点のほとんどない実に優秀な超広角レンズに早変わりする。
 このソフトにも欠点がないわけではない。まず補正項目が多岐に渡るためか処理速度が極端に遅い。
 画質に関しては解像感がかなり高く、仕上がりは派手だが抜けのよい印象。またDxO Lightingという機能が優れており、簡単にレフ版で補助光を用いたように明るくすることができかなり重宝する。正直同等の処理をフォトショップで行うのは難しい。
 最強の建築写真現像ソフトといえる。
Verde NakayamaTokyo Great Visualの完全に歪みのない作例を見て頂ければ、その効果を実感してもらえると思う。

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EOS5D mark2

これまでデジタル一眼レフは、建築写真に向かないと思っていたが、このカメラで認識を改めることになった。  以前紹介した「LUMIX G1」に代表されるマイクロフォーサーズカメラは、ミラーレス構造でまさに広角レンズに適したシステムである。ただしレンズと撮像素子との距離を近づけるメリットは、システムの小型化により最大限活かすことができる。したがってレンズもコンパクトであると同時に撮像素子もコンパク...

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