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SUAVE HAIR

斜柱で開放的な間口を実現した美容室

|地域のランドマークとなる建築

この建物は、鹿嶋市の新たなランドマークとして構想されました。三角形の特殊な敷地形状を活かし、鋭く研ぎ澄まされた幾何学的な多面体としてデザインされています。
その力強い造形は、周囲の風景に強い存在感を放ちながらも、自然と呼応します。

|通行人の視線を避け、木々の風景を取り込む

床レベルを地上から1.5メートル上げることで、道路を行き交う人や車との視線の交錯を避け、同時に、建物の内部からは豊かな木々の風景を一望でき、落ち着きのある空間を実現しています。

|木造ならではの開放的な大空間

道路側の開口部には、ハサミから着想を得た、不均等に連続する斜め柱を配置。
これにより、耐力壁を設けることなく水平力を負担し、木造でありながら大きく開かれたファサードを実現しました。
斜柱は構造体であると同時に、木々の風景と折り重なるように設計され、内と外の境界を柔らかくつなげています。

|張弦梁による無柱空間の実現

内部空間は、張弦梁を用いた構造によって、10メートルを超えるスパンを無柱で確保。
これにより、木造とは思えないほど自由で柔軟なワンルーム空間が生まれ、多様な使い方が可能となっています。