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千疋屋総本店仮店舗

重厚な街並みに映える、白と光の曲面

|未来を先取りする、日本橋の仮設ファサード

本計画は、千疋屋総本店が2005年秋に新店舗へ移転するまでの期間に使用された仮設店舗のファサードデザインです。
日本橋という歴史ある街並みに呼応しつつ、これからの日本橋を可能性を感じさせる仮の“顔”をつくることが求められました。

|白い曲面が際立たせる街とのコントラスト

仮設でありながらも存在感をもたせるため、外観には柔らかな白い曲面を採用。
日本橋の重厚な街並みに対するコントラストを際立たせ、伝統の中に未来の気配をにじませる構成としています。

|光を仕込んだ目地が放つ繊細な演出

ファサードのパネル目地にはアクリルを挟み、夜には小口から入射した光がアクリルを通してやわらかな筋となって浮かび上がります。
日中と夜間で異なる表情を見せる、このささやかな仕掛けが、仮設でありながら記憶に残る建築をつくり出しています。