






Light Well
隙間に差し込む、都市のやわらかな光
|光をすくい上げる、都心の光井戸
Light Wellは、都心の狭小かつ高密度な住宅地に建つ、木造3階建ての住宅です。
約60cm間隔で住宅が建ち並ぶ厳しい立地条件の中で、トップライトやハイサイドライトを巧みに配置し、内部に自然光を効果的に導いています。
|中央の階段室がつくる縦の抜け
建物中央にガラス張りの階段室を配置することで、視線が上下に抜け、限られた空間でも大きな開放感を得られる構成としました。
家族の気配が自然に感じられ、階をまたいでのコミュニケーションも生まれやすい構造となっています。
|高さ1900mmが生む、逆説的な広がり
1階の階高をあえて1900mmに抑えることで、玄関から2階のリビング、そしてトップライト越しの空へと視線が抜けやすくなり、垂直方向の広がりを強調しています。
|斜め天井が光を運ぶ空間構成
2階と3階には斜め天井を連続させ、3階ロフトのハイサイドライトから取り込まれた光が、天井を伝ってリビングまで降り注ぐように計画。
書斎スペースとしても使われる3階は、天井全体で光を均質に拡散し、明るく心地よい空間をつくり出しています。